【【プレビュー PIST6 2023⑤】山田義彦が実績ある若手機動型を迎え撃つ
2023.05.01
今シリーズはPIST6 2023ラウンド5。
実績上位は山田義彦(埼玉・37歳)。3度の優勝経験があり、今節の中では威張れる存在だ。実績次ぐ地元の鈴木浩太(千葉・26歳)が逆転候補の筆頭も、近況の気配良い望月一成(静岡・26歳)がV獲りを果たすシーンも十分にある。村田瑞季(京都・26歳)はA級の身ではあるものの、PIST6で好成績を収めておりポテンシャルの高さでは引けをとらない。
【抜群の安定感を誇る山田義彦】
優勝実績はさることながら6度の準Vがあり、過去に決勝進出を逃したのは1度のみと安定感が抜群。PIST6の最大ギアである5.67倍を軽々と踏みこなして、俊敏な動きにも対応できる唯一無二の存在だ。近況はEXTRA STAGE ラウンド3で1年ぶりの優勝を飾り、その後のEXTRA STAGE ラウンド7でも準Vと浮上のきっかけをつかんだ。実績断トツの今節は負けられない。
【復調の兆しを見せる望月一成】
Season0 ラウンド2を制した実力者。近況も4th Quarter U35バトルで 準Vを飾り、3節連続で決勝進出と好成績を収めている。一時は壁に突き当たり伸び悩んでいたが、近況は状態も上向き悪い時期は脱した様子。現行競輪では前場所の取手F1で全てバックを取る積極的な競走を披露し2度の確定板入りと好内容のレースを披露していた。自慢の機動力を生かして1年4ヶ月ぶりの優勝を目指す。
【ポテンシャル高い村田瑞季】
SA混合シリーズの3rd Quarter PIST6カップ1を制し、PIST6では自身初の優勝を飾った。史上最高メンバーが出揃った前回のEXTRA STAGE 年間ファイナルでは優出を果たし、S級のトップ選手を相手に大逃げという奇襲戦法に出て見せ場を作った。現行競輪ではA級1、2班戦で活躍しており、今期は決勝進出を逃さず2度の優勝を挙げている。近況の充実度は一番で、大物食いを果たし2度目の優勝を狙う。
その他にもPIST6での実績ある選手が多数参戦する。曽我圭佑(熊本・29歳)は度重なる落車で苦しんでいるが、2度の優勝経験があり底力は上位級。後藤悠(岩手・28歳)は優出実績が豊富で、現行競輪では2場所連続優勝中と絶好調。木村佑来(宮城・21歳)も積極的な競走で着実に力を付けており、どこで大化しても不思議ではない。若手機動型が出揃い激戦必死のシリーズとなりそうだ。
©日刊プロスポーツ新聞社
PIST6 2023ラウンド5
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