【レビュ― EX⑥】堀江省吾が逃げ切って最多タイの5V達成
2023.03.20
『PIST6 Championship 2022-23』EXTRA STAGE ラウンド6は、3月19日(日)に最終日が行われた。決勝戦にはタイトルホルダーの堀江省吾や徳田匠、S級1班の恩田淳平など、好調な選手達が顔を揃えた。激戦ムードが漂う中、残り2周から仕掛けた堀江が鮮やかに逃げ切って完全V。2着には終始追走した加藤将武が続き、加藤を追った石塚慶一郎が3着に入った。
決勝戦のスタートポジションは先頭から内村泰三-堀江省吾-加藤将武-石塚慶一郎-恩田淳平-徳田匠。レースは残り3周半で恩田がアクションを開始。残り3周でペーサーが退避するとインを切って、その動きを追走した徳田が残り2周半で恩田を叩く。4番手となった堀江は残り2周でスパートを開始すると残り1周半を過ぎた辺りで徳田を捕らえ先頭に躍り出る。そのまま先行態勢をキープして踏み上げていき、最後は終始追走していた加藤の猛追を振り切って先頭でゴール線を駆け抜けた。
「PIST6は3回連続優勝ということで、大きな結果を出すことができて嬉しい。(決勝戦を振り返って)徳田君ともがき合いになることを警戒していたけど、9割か10割ぐらいで踏めば出切れると思った。後ろが加藤君で(抜かれる)怖さもあったけど、とりあえず出切って差されたらしょうがないという気持ちで走った。今シリーズのなかでも一番感触が良かったし、残り1周ぐらいには押し切れる手応えがあった。(最多タイの5Vを達成し)そこまで意識はしていなかったし、周りからのマークが特に厳しくなるということもないと思うので今までとあまり変わらない。PIST6を走ってからは(現行)競輪でも調子がいいし、しっかりケアをして疲れを抜いて、次にいい流れをつなげていきたい」
PIST6はこれで4th Quarter ラウンド5から続く3節連続完全Vを達成し、根田空史や中島詩音と並ぶ最多タイの5Vを成し遂げた。近況は現行競輪でも勝ち星を積み重ねて、前場所の平塚F1では完全Vを飾るなど手の付けられない状態。このまま連勝街道を突き進み、次回は前人未踏の6Vへ挑む。
『ベテラン追い込み選手が奮起』
また今節はS級で活躍するベテラン追い込み選手が奮起した。地元千葉の伊勢崎彰大は多彩な攻め幅を駆使して初日に連勝を飾り、現行競輪を含めて今年初白星を挙げた。相川永伍は初日に強力な若手を相手にも果敢に先行し、2日目はまくって連勝。大矢将大は順位戦で残り1周半からのロングまくりを決めて7か月ぶりの勝利を飾った。3者ともに決勝進出とはならなかったが、存在感のある走りで今シリーズを盛り上げた。
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次回開催は3月25日(土)と26日(日)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 EXTRA STAGE ラウンド7が行われる。
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