【プレビュー EX⑦】山田義彦が中心も波乱含み
2023.03.20
今シリーズは『PIST6 Championship 2022-23』EXTRA STAGE ラウンド7。
優勝候補の最有力は前回優勝を飾り復活を果たした山田義彦(埼玉・36歳)。次位は混戦模様で、2度の優勝実績がある曽我圭佑(熊本・28歳)や早坂秀悟(茨城・37歳)、佐藤佑一(岩手・39歳)といった3名のタイトルホルダーが逆転候補となりそうだ。
【復調の兆し見せる山田義彦】
優勝3回、準優勝5回とPIST6での実績は今シリーズの中でも№1。昨年2月のSeason0 ラウンド7以来しばらく優勝から遠ざかっていたが、前回のEXTRA STAGE ラウンド3で4連勝を飾り1年振りの優勝を果たした。近況は現行競輪でも安定した成績を残してコンスタントに優出を重ねている。本来の力強い走りが戻っており、完全復調した今なら自身4度目のタイトル獲得も十分にありえる。
【攻め幅広い曽我圭佑】
Season0 ラウンド8と2nd Quarter PIST6カップ1の覇者で、今シリーズでは山田義彦に次ぐ実績の持ち主。先行、まくり、位置取りと何でもこなし多彩な攻め幅を武器にしている。近況はタイトルから遠ざかっているが、現行競輪で積極的な競走を続けて徐々に成績も上向いている。本来の調子を取り戻せば優勝を狙える存在なだけに、今シリーズで結果を残しきっかけをつかみたいところだ。
【総合力高い早坂秀悟】
Season0 ラウンド6の覇者で、PIST6は14回目の参戦。PIST6きっての戦略家で250バンクの特性を熟知しており、レースの組み立ての巧さは一級品。近況は厳しい結果が続いているが若手相手にも前々に攻める競走を披露して随所で存在感を放っている。現行競輪ではA級1班に在籍し、持ち味のダッシュを生かしたレースで安定した成績を残している。今シリーズで強豪を撃破し復権を果たしたいところ。
その他にも実力あるS級選手が多数参戦する。神田龍(三重・33歳)は表彰台入りの経験こそないが3度の優出実績があり、近況は予選、準決と連対を外さず勝ち上がり戦では安定した成績を残している。若手の成長株である仲野結音(大阪・23歳)は前回初優出で準Vと一気にジャンプアップしポテンシャルの高さを証明した。G2覇者の竹内雄作(岐阜・35歳)は先行力屈指の存在で久々の250バンクに順応すれば怖い存在。
©日刊プロスポーツ新聞社
PIST6 EXTRA STAGE ラウンド7
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