【プレビュー EX⑥】若手タイトルホルダーの一騎打ち

2023.03.15

レース,選手

今シリーズは『PIST6 Championship 2022-23』EXTRA STAGE ラウンド6。

4度の優勝実績を誇る堀江省吾(長野・25歳)が中心で、実績次ぐ徳田匠(京都・25歳)が対抗格。両者が他の追随を許さず一騎打ちの様相だ。一角崩しがあるなら恩田淳平(群馬・32歳)、真船圭一郎(福島・34歳)、長尾拳太(岐阜・29歳)、石塚慶一郎(和歌山・21歳)の表彰台入り経験がある4名。


【連勝街道を突き進む堀江省吾】
前回のEXTRA STAGE ラウンド4で自身4度目の優勝を飾り、今節で最多タイの5Vに挑む。近況は根田空史、伊藤信、佐藤幸治といった強豪を撃破し8連勝中と勢いも十分。航続距離の長さが持ち味で先行力の高さはS級選手相手にも引けをとらない。現行競輪では前場所の平塚F1で逃げてまくってと完全Vを飾り充実の一途をたどっている。今節も若さあふれる走りで250バンクを席巻する。


【勝負強さ光る徳田匠】
 初参戦のJapan Heroes スペシャルマッチ1ではいきなり完全Vを飾り250バンクへの適性を示した。近況は完全優勝こそないが、決勝では2、1、1着と勝負強さを発揮してしっかり結果を残している。機動力もさることながらクレバーな立ち回りが持ち味で攻め幅の広さが強み。今回は久々のPIST6参戦が鍵を握りそうだが、ポテンシャルの高さでカバーする可能性が高い。


【立ち回り巧者の恩田淳平】
昨年1月のSeason0ラウンド4から5節連続で決勝進出と実績は申し分ない。近況は2節続けて準決勝敗退を喫しているが、前回の4th Quarter U35バトルでは若手を相手に変幻自在に立ち回り1次予選、2次予選と連勝を飾るなど底力は証明している。現行競輪ではS級上位で揉まれて着実に脚力や技術に磨きをかけている。立ち回りの巧さは一級品で、今節で巻き返しS級1班の貫禄を示したいところだ。


若手の注目株は長田龍拳(静岡・22歳)。積極的な競走で着実に力を付けて前回の4th Quarter U35では初の決勝進出を決めてきっかけをつかんだ。谷口力也(熊本・25歳)もポテンシャルは高く、現行競輪では勝ち星を重ねて復調の兆しを見せている。前回のEXTRA STAGE ラウンド4で初勝利を飾った仁藤秀(静岡・24歳)も動きが良化して徐々に250バンクに順応しつつある。3名ともに伸び代は十分で今シリーズの台風の目となるか

©日刊プロスポーツ新聞社


PIST6 EXTRA STAGE ラウンド6

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