【プレビュー EX⑤】S級戦士が中心でV争い熾烈
2023.03.08
今シリーズは『PIST6 Championship 2022-23』EXTRA STAGE ラウンド5。
シリーズリーダーは唯一のタイトルホルダーである藤井昭吾(滋賀・36歳)。逆転候補は準優勝の実績がある朝倉智仁(茨城・23歳)。機動力高い齋木翔多(静岡・24歳)も優出実績は豊富で優勝候補の一角。力次ぐ竹村勇祐(秋田・33歳)、北野武史(石川・50歳)らも虎視眈々と初優勝を狙う。
【実績上位の藤井昭吾】
2度の優勝経験があり今シリーズの中では実績上位の存在。前回のEXTRA STAGE ラウンド1では準決敗退を喫したが、若手を相手に果敢に主導権を握っておりレース内容は良かった。近況は現行競輪でも動きが良く、2月の全日本選抜競輪の3日目には単騎戦ながら巧みに立ち回りあわや勝ち切るかというまくりを披露した。そのまま好調を維持していれば3度目の優勝を果たすシーンも十分にある。
【底力はある朝倉智仁】
優勝実績こそないが、3度の準優勝を含む4度の表彰台入りの経験がある実力者。1次予選と2次予選ではいまだに無敗で、決勝進出を逃したことは1度もない。機動力の高さに定評があり、先行とまくりのどちらも精度が高い。現行競輪では低迷している時期もあったが、積極的な競走を続けて徐々に成績も上向いている。今節で悲願の初優勝を果たしシルバーコレクターを返上する。
【積極性一番の齋木翔多】
積極的な競走スタイルで着実に力を付けている今売り出し中の若手。PIST6では機動力の高さを生かした走りで奮闘を続けており4度の優出経験がある。前回の4th Quarter U35バトルでは惜しくも決勝進出は逃したが、同型の若手機動型を相手にも強気に攻めて果敢なレースを繰り広げていた。現行競輪では2月の伊東G3で2度の連対を果たし気配は良好で、勢いそのままに初優勝を狙う。
その他に注目は初出場の萩原孝之(静岡・45歳)。現行競輪ではS級1班に在籍し追い込み選手として活躍。俊敏な動きが持ち味で決め脚もあるだけに立ち回り次第では上位への浮上もありそう。小畑勝広は今回で8度目の参戦でまだ決勝進出はないが、持ちタイムは上位陣にも引けを取らず侮れない存在。ベテランの小嶋敬二もまだまだ自力は健在で初優出へ向けて突き進む。
©日刊プロスポーツ新聞社
PIST6 EXTRA STAGE ラウンド5
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