【プレビュー EX②】熾烈なA級シリーズ

2023.02.05

レース,選手

今シリーズは『PIST6 Championship 2022-23EXTRA STAGE ラウンド2。

 本命は4度の優勝実績を誇る中島詩音(山梨・25歳)。SA混合シリーズでも2度の優勝を成し遂げており今節の優勝候補筆頭。三浦翔大(宮城・32歳)、村田瑞季(京都・26歳)、佐藤佑一(岩手・39歳)といった3名のタイトルホルダーが逆転候補。表彰台入りの経験がある後藤悠(岩手・27歳)、近況躍進して2度の優出を果たしている長谷部翔(静岡・28歳)、持ちタイム上位の今藤康裕(岐阜・37歳)らも虎視眈々と初優勝を狙う。

【実績で群を抜く中島詩音】

前回の4th Quarter U35バトルでは並み居る若手機動型を撃破して自身4度目の優勝を飾った。A級戦のPIST6カップでは未だに無敗で今節の中でも力は一枚抜けている存在。近況は現行競輪でも確定板を外しておらず成績が安定しており、1月の平塚F2ではオール確定板入りで優勝を果たした。今節は負けられない立場となるが、王者の貫禄を示して5度目のタイトルをつかみ取る。

【復調の兆し見せる三浦翔大】

Japan Heroes スペシャルマッチ3の優勝を含む6度の優出経験があり、実績面では中島に次ぐ存在。近況は準決勝で534着と悔しい結果に終わっているが、前々に攻める競走をした結果であって内容自体は悪くない。本来は先行、まくりと幅広く対応できるタイプだが、近況の現行競輪では積極的な競走を続けているだけに、今節も強気な攻めでどこまで活路を見出せるか。

【巻き返しを誓う村田瑞季】

 3rd Quarter PIST6カップ2では堀江省吾など4名のタイトルホルダーを破って初優勝を飾った。前々回の準決勝では不利を受けて3着敗退、前回の決勝戦は6コースから突っ張られて5着と近況の結果は展開と流れが向いていないことが大きい。現行競輪では1月の岸和田F2で連対を外さずに優勝を果たすなど勢いも十分。本来の力さえ発揮できれば2度目の栄冠に輝く可能性もある。

 その他には今節から121期の選手がPIST6に初参戦。積極的な走りが持ち味の比佐宝太(福島・21歳)、ハンドル捌きが良く競走センスがいい原田翔真(和歌山・22歳)と、どちらも高いポテンシャルを秘めているだけに一気に初優勝を飾っても不思議ではない。同じく初参戦となるも畝木聖(岡山・26)も前期はS級で奮戦していただけに侮れない存在。

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