「フォースクォーター」ラウンド2プレビュー
2022.12.01
12月3日(土)~4日(日)の2日間に渡って、PIST6 Championship 2022-23『フォースクォーターラウンド2』が開催される。
世界選手権のケイリン種目銀メダリストである河端朋之(岡山・37歳)や、2度の優勝実績がある山田義彦(埼玉・36歳)、4戦連続で表彰台入りを続けている朝倉智仁(茨城・23歳)などの強豪が多数出場し、白熱したレースが繰り広げられそうだ。
【スピード断然の河端朋之】
圧倒的なスピードを誇る河端朋之は元ナショナルチームの一員で、2018年には世界選手権のケイリンで銀メダルを獲得した実力者。サードクォーターラウンド2のタイムトライアルではピスト6史上最速の10秒009という記録を叩き出している。まだ優勝実績こそないが、ダッシュ力やトップスピードは一級品で最後方からでも一気に前団をのみ込む破壊力を秘めている。近況は現行競輪のグレード戦線でも豪快な走りを見せ付けており、初戴冠は目前といえる。
【PIST6実績は断トツの山田義彦】
強豪が揃った今シリーズの中でも、実績では山田義彦が頭ひとつ抜けている。今回が11回目の参戦となるが、過去には優勝2回、準優勝5回という圧倒的な成績を収めている。落車による怪我の影響で低迷していたが、前回のサードクォーターラウンド8では3連勝での勝ち上がりを決めて優出と復調の兆しを見せていた。大ギアを使いこなし、力強い走りで久々の頂点を狙う。
【攻め幅多彩な朝倉智仁】
朝倉智仁は先行、まくり、位置取りと全てにおいての能力値が高い。ピスト6ではまだ優出を外しておらず安定感が抜群で、5月以来の参戦となった前回のサードクォーターラウンド8でも準Vとなるなど、久々の250バンクも問題なくこなしてみせた。優勝まであと一歩のところまで迫り悔しい思いをしているだけに、そろそろ初優勝の座を勝ち取りたい。
その他には青野将大(神奈川・28歳)と村田瑞季(京都・26歳)といった若き優勝経験者も参戦する。両者ともに近況は好調で現行競輪での活躍が目立っており優勝候補の一角といえる。また、S級1班で格上位の小原太樹(神奈川・34歳)も先日行われたG1・競輪祭で決勝進出(3位)したばかりとあって、注目すべき存在だ。
©日刊プロスポーツ新聞社
※本文に名前が挙がっている、河端朋之選手、小原太樹選手は欠場になりました。最新の出場選手一覧は下記のものをご参照ください。
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