「サードクォーター」ラウンド6プレビュー

2022.10.13

レース,選手

PIST6 Championship 2022-23は10月17日(月)と18日(火)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「サードクォーター」ラウンド6が行われる。優勝争いの中心はここまでPIST6出場選手の中で最多となる4度の優勝を誇る伊藤信(大阪)。9月にはUCIトラックマスターズ世界選手権に挑戦し、見事頂点に立った「世界を知る男」がTIPSTAR DOMEのバンクを熱くする。


「世界一」に輝いた伊藤が凱旋出場



PIST6では出場4場所連続で優勝中の伊藤が、その実力通りに今開催をけん引する存在となる。参戦は6月30日、7月1日に開催された「セカンドクォーター」ラウンド4以来。そんな伊藤にとって最大のトピックはUCIトラックマスターズ世界選手権の優勝である。35-39歳男子スプリントに臨み、メキシコのロベルト・セラーノとの決勝では、相手を圧倒する走りでマイヨ・アルカンシェル(自転車競技の世界選手権優勝者に与えられるジャージ)を手にした。凱旋出場となる今回は、さらに優勝記録を伸ばして自身の快挙に華を添えたい。

そのほかベテラン勢ではともに1972年生まれの50歳、志智俊夫(岐阜)と北野武史(石川)に注目。志智は出場2場所連続で決勝に進出中。大一番ではいずれも5位と確定板に届いていないが、予選や準決勝で見せるトップ3を確実に仕留める走りはベテランの業と言えよう。また3カ月ぶりの参戦となる北野は、自身3度目の決勝に向けて好走を誓う。地元千葉からは鈴木浩太が参戦。前回9月24日、25日の「サードクォーター」ラウンド4では決勝で、積極策を見せるも表彰台まであと一歩の4位に終わった。自身2度目のタイトル獲得でその悔しさを晴らす。

開催は17日に1次、2次予選があり、ポイント上位18人が翌日の準決勝へと進む。18日は準決勝、決勝に加えて順位戦などが実施され、2日間全24レースで白熱の戦いが繰り広げられる。

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