「サードクォーター」ラウンド4プレビュー
2022.09.22
PIST6 Championship 2022-23は9月24日(土)と25日(日)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「サードクォーター」ラウンド4が行われる。約7カ月ぶりの出場となる隅田洋介(岡山)や、スタミナを武器に2度目のPIST6に挑む竹内雄作(岐阜)、さらには優勝経験者の鈴木浩太(千葉)と熱いバトルが期待される。
隅田が久々の出場、竹内の上積みに期待
しばらく既存競輪に専念していた隅田が、今年2月12日、13日の「ZERO」 ラウンド7以来となるPIST6出場。元アイスホッケー選手という異色の経歴を持つ35歳は、まだ優勝経験はないものの、過去3回の参戦すべてで決勝進出を果たしており、これまでのレースで見せてきた破壊力はトップクラスといえよう。特に前回は「自力を出して優勝」と意気込んで臨み、予選から3連勝で決勝進出を決めたが、出場2場所連続で決勝3着に終わった。7月の既存競輪で負った落車のダメージは気になるが、力通りなら優勝候補の筆頭となる。
また今回2度目の出場で、大きく上積みが期待できそうな竹内も注目の存在としてピックアップしたい。既存競輪ではお馴染みの『徹底先行』とスタミナ十分の脚力は、一度スピードに乗ってしまえば後続はなす術なし。初参戦となった前回8月28日、29日の「サードクォーター」 ラウンド1は予選2レースで着外に沈んで準決勝進出を果たせなかったが、2日目の順位戦と順位決定戦を連勝して開催を締めた。戦いを振り返って、「準決勝を走っている人との差を感じた。脚力も含めてまだまだだが、機材のセッティングもさらに煮詰めて次に臨みたい」と話した竹内。今回は予選を突破して次のステージでその強気なレースを見せてほしい。
地元の千葉からは4選手が出場予定。中でも鈴木はこれまで6度の出場全てで予選を突破しており、今回登場する千葉支部所属メンバーでは唯一の優勝経験者でもある。今開催は「無料招待Day」として実施されることもあり、多くの地元ファンの来場が予想される。5月の「ファーストクォーター」ラウンド6以来となる頂点でその期待に応えることができるか。また今回が11度目の出場となる伊勢崎彰大は、これまで培った「熟練」の走りで上位進出を目指す。
さらに齋木翔多(静岡)や小畑勝広(茨城)といった先行力に定評のある若手に加え、レース巧者として名高い志智俊夫(岐阜)も登場。直前の追加で7月の「セカンドクォーター」ラウンド6を初出場ながら、完全優勝で制した永澤剛(青森)の出場も決まった。タレントが揃った今回、予選から面白いレースが期待できそうだ。
24日に1次、2次予選があり、ポイント上位18人が翌日の準決勝へと進む。25日は準決勝、決勝に加えて順位戦などが実施され、2日間全24レースで白熱の戦いが繰り広げられる。
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