「サードクォーター」PIST6カップ1レビュー

2022.09.20

レース,選手

PIST6 Championship 2022-23は9月16日(金)と17日(土)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「サードクォーター」PIST6カップ1が行われ、中島詩音(山梨)が2度目の優勝。2位は木村皆斗(茨城)、3位には村田瑞季(京都)が入った。


中島が出場2場所連続での完全V



優勝の中島は今回が6回目の出場で、悲願の初優勝を果たした前回のセカンドクォーターPIST6カップ2に続く、2場所連続優勝を狙っていた。開催前日のタイムトライアルは10秒367の全体1位。「タイムは出ておらずレースの中で修正が必要。とはいえトライアルのトップは良いスタートだと思う」と前を向いた。

1日目の1次予選は最終周回の2コーナー付近で捲りを決めて1着発進し、2次予選では残り1周半をひとり旅で予選連勝を飾った。2レースを戦って「いつも以上に体を念入りにケアしたこともあり、スピード面も修正できた」と話し、「準決勝以降は強い人も多いので勝ちにこだわっていきたい」と気を引き締めていた。

2日目に入りその勢いはさらに増した。準決勝では最終周回突入直前にトップに立つと、2着の大谷靖茂(愛知)に大差をつける圧勝。決勝は同期の木村、前回初出場で決勝に上がった村田といった力のある若手と同走となり、レース終盤は3人でトップ争いを繰り広げたが、最終周回のバックストレートで先頭に立った中島がフィニッシュ前の混戦を制して栄冠を手にした。レース後には木村から勝利を称えられ、右手を突き上げて喜びを表した。

中島は出場2場所連続の完全優勝。「いいメンバーがそろった中で勝ちきれてうれしい。自分のいけるタイミングで動いたのが勝ちにつながった」と戦いを振り返り、「皆さんの応援が力につながった。次も精一杯頑張る」と次に向けて意気込んだ。また2位の木村は「お客さんも興奮するレース展開となったものの、自身は負けたので悔しい。次の対戦では詩音さんを倒したい」。3位の村田は「優勝しか欲しくなかったが、完全に力負けだった」とそれぞれコメントした。

そのほか、今開催では8回目の出場だった小橋明紀(青森)が2日目の順位戦でPIST6初勝利すると、順位決定戦も1着で連勝締め。同じく8度目出場の金野俊秋(千葉)も順位決定戦で6番車ながら、1着となり1勝目を手にした。


次回開催は9月24日(土)と25日(日)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「サードクォーター」ラウンド4が行われる。


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