「サードクォーター」ラウンド3プレビュー
2022.09.08
PIST6 Championship 2022-23は9月10日(土)と11日(日)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「サードクォーター」ラウンド3が行われる。注目は中3週での出場となる雨谷一樹(栃木)。前回は決勝で木村皆斗(茨城)の勢いあふれる走りの前に苦杯をなめた。今回こそ、持ち前の脚力を生かした走りで、4度目の栄冠を手にできるか。
雨谷が雪辱果たして、4度目の栄冠へ
8月20日、21日に行われた「セカンドクォーター」ファイナルラウンドに続いて連続参戦となる雨谷が、優勝争いの本命となりそう。4か月ぶりの参戦だった前回は、既存競輪のGIオールスター競輪から中3日で前検日のタイムトライアルを迎え、疲労を感じつつも「自分のタイム」と言える10秒135の1位で終えた。その後は尻上がりに調子を上げて3連勝で決勝に進んだものの、PIST6最年少王者の称号を持つ21歳・木村を前に及ばず2位。1番人気に応えることができず、「悔しい」と唇をかんだ。とはいえ、久しぶりの舞台でも着実にトップ6入りしたのはさすがの実力。今ラウンドも厳しいマークが予想されるが、そこは元ナショナルチームの意地でカバーなるか。
優勝経験者としては望月一成(静岡)と青野将大(神奈川)が出場予定。特に望月は今年3月の「ZERO」スペシャルマッチ1の準決勝で、雨谷と同走するも悔しい3着だった。このとき、持ち前の先行力を生かして最終周回を迎えるまでトップを走ったが、スピードに乗った雨谷の猛追を受けてフィニッシュ直前で力尽きた。ここまで出場6回のうち、3度の決勝進出を果たしているだけに、頂点を懸けたリベンジバトルに期待したい。
また青野は6月18日、19日の「セカンドクォーター」ラウンド2以来の出場。現在出場2場所連続で決勝に進出中で、前回は決勝で同期の伊藤旭(熊本)と同走し一時は首位を争うも、伊藤に先手を取られて3位に終わった。自身がモットーとする「自然体」での走りで2度目の優勝を目指す。そのほかにも大石剣士(静岡)や渡邉雅也(静岡)といった南関東地区の若手選手が、どこまで上位に食らい付いていけるかも見ものとなる。
10日に1次、2次予選があり、ポイント上位18人が翌日の準決勝へと進む。11日は準決勝、決勝に加えて順位戦などが実施され、2日間全24レースで白熱の戦いが繰り広げられる。
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