「サードクォーター」ラウンド2レビュー
2022.09.07
PIST6 Championship 2022-23は9月5日(月)と6日(火)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「サードクォーター」ラウンド2が行われ、徳田匠(京都)が2度目の優勝。2位は真船圭一郎(福島)、3位には河端朋之(岡山)が入った。
徳田が、河端ら破って2度目V
優勝の徳田は、今回が4月の「ファーストクォーター」ラウンド3以来となる4カ月ぶり5度目の出場。これまで2021年10月の「ジャパンヒーローズ」スペシャルマッチ1で優勝経験がある。開催前日のタイムトライアルは10秒523の8位だった。
1日目の1次予選では、最終周回3コーナーでの捲りを決めて1着となるも、2次予選はS級2班の真船を相手に逃げが不発となり3着だった。「自身のペース配分もありますが、S級の選手はさすがだな」とさばさばとした表情を見せ、「1走目で1着を取れたのが大きかった」と予選の戦いを振り返った。
準決勝は残り2周を切ったところで先頭に立つと、そのまま逃げ切って決勝行きを決めた。「捲りも先行もできている。並びや他の選手の出方に注意しつつ、後手を踏まないよう気をつけたい」と大一番を見据えた。
迎えた決勝では1コーススタートで、残り3周以降も上位をキープ。残り2周を切っても目まぐるしくトップが入れ替わる展開の中、落ち着いて仕掛けるタイミングを伺い、最終周回のバックストレートで捲りを決めて頂点に立った。
フィニッシュ後は右手を挙げて喜びを表した。決勝を振り返り「早い段階で積極的な主導権争いとなり、その中で自分に展開が向いた」と笑顔。その上で「冷静に周りを見ることができた。この優勝はかなり自信になる」と力を込めた。
2位の真船は3回目の出場で過去最高成績となった。「結果だけ見れば出来過ぎ、タイムトライアルも10秒454と自分のベストだった上、初めての決勝で表彰台に上がったのでいい開催だった」とやり切った表情を見せた。
河端は初参戦だった前回に続いて3位。開催前日のタイムトライアルで、伊藤信(大阪)が出したこれまでのPIST6最高記録を0.004秒上回る10秒009を叩き出し、予選から3連勝としたが、今回も栄冠には手が届かなかった。「決勝では安部貴之(宮城)さんの動きを見過ぎてしまった。前回を今回につなげてきたはずだったのだが悔しい」と唇をかんだ。
今開催では8人が初出場。1日目の予選で勝利を手にした根本哲吏(秋田)と田口勇介(同)は準決勝に進み、田口は決勝へと駒を進めて6位。また栗田万生(千葉)、木村佑来(宮城)も2日目の順位戦で1勝目を挙げた。
次回開催は9月10日(土)と11日(日)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「サードクォーター」ラウンド3が行われる。
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