PIST6 Championship機材徹底解剖 選手編

2022.08.25

レース

PIST6 Championshipにおいて、選手たちの「相棒」と言える存在がピストバイクである。時に時速70kmを出す機材にはどんな秘密が隠されているのか。今回はPIST6出場選手が語る、自らのマシンへのこだわりを紹介する。

黒と赤のカラーリング「格好いいでしょ」 神山拓弥選手



6月25日、26日に行われた「セカンドクォーター」ラウンド3を制した神山拓弥選手(栃木)。これまで6回の出場があり、3度頂点に立った経験を持つ。そんな神山選手はアルゴン18の「ELECTRON PRO SPRINT RIO」が愛車となっている。お気に入りのポイントはカラーリングだ。「黒と赤のカラーリングで見た目がカッコいいでしょ」。

セッティングも参戦当初から変わらず、「乗り心地はいい」と太鼓判。世界選手権銀メダルの河端朋之選手(岡山)や雨谷一樹選手(栃木)といった世界を知る強敵たちを破った走りの裏には、心ひかれた一台の存在があった。



日本メーカーの足回りでタイムアップを 望月一成選手



過去優勝経験もある望月一成選手(静岡)は、ルックの「R96」で出場。このフレームはリオデジャネイロ2016オリンピック用につくられたモデルで、「ルックなら間違いないかな」と周囲の声を参考に選んだ。とりわけ足回りについて、「さらにタイムを出したいので、『先行投資』しました」。

日本のメーカーをチョイスして車輪は「ARAYA」、タイヤも「SOYO」を使っている。「少し値段は張りましたが、『いい』という噂を聞いていたので導入しました」。現在、望月選手のタイムトライアル自己ベストは10秒390だが、さらなる飛躍なるか注目したい。

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「カッコ良さ」も大切にセッティング 佐藤友和選手



2003年デビューの佐藤友和選手(岩手)は、これまで特別競輪の優勝経験もある実力者。世界の舞台でも日本代表としてUCIトラックワールドカップに出場したこともある。そんな佐藤選手が相棒として選んだのはルックの「L96」だ。選んだ理由はパワートレーニングに合っているものを探していたところ、強度の一番硬いものがルックであった。

またセッティングで大切にしている点は、乗りやすさもさることながら、「カッコ良さ」と力を込める。「見た目と感覚の部分なので、言葉にするのは難しいですが、僕自身はカッコ良さを感じています」。ここまで3度の決勝進出も表彰台の経験はまだない。自らの心を躍らせるフレームで、歓喜の瞬間を目指す。

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▶PIST6 Championship機材徹底解剖 ギア編
https://www.pist6.com/news/20220603399.html

▶PIST6 Championship機材徹底解剖 フレーム編
https://www.pist6.com/news/20220706436.html

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