「セカンドクォーター」PIST6カップ2レビュー
2022.08.17
PIST6 Championship 2022-23は8月15日(月)と16日(火)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「セカンドクォーター」PIST6カップ2が行われ、中島詩音(山梨)が初優勝。2位は田中弘章(福岡)、3位には安部貴之(宮城)が入った。
「三度目の正直」で、中島がオール1着の完全V
優勝した中島は今回が5度目の出場。これまで優勝の実績こそないものの、前回4月の「ファーストクォーター」ラウンド2では、自己最高となる決勝4位に入った。今開催はタイムトライアルを全体トップとなる10秒325で終えると、1日目の予選2レースを連勝した。危なげない勝ち上がりに「感じは悪くない。連勝は予定通り」と手応えを感じていた。
準決勝では残り3周以降、トップに出ると2番手についた田中の動きを見つつ、残り2周半をそのまま駆け抜けてフィニッシュ。「最後はキツかったので決勝に向けてしっかりケアしたい。ここまでの走りは80点で、最後はタイムも納得のいくものを刻めるように頑張りたい」と気合いを入れ直していた。2コーススタートとなった大一番は残り3周を切ると、野中祐志(埼玉)が先行する展開となったが、残り1周半で先頭に立つと、さらにスピードを上げて完全優勝を飾った。
レース後、中島は「決勝は3度目だったが、ようやく勝てたので嬉しい」と笑顔。「いけるタイミングで仕掛けて、最後は無我夢中で踏んでいた。特にフィニッシュ前は後ろに田中選手がいたので負けたくないと思いっきり力を入れた」とレースを振り返った。今後に向けては「今回はA級だけの戦いだったが、S級との混合戦で優勝したい」と力を込めた。
2位の田中は、過去最高成績に「A級戦というチャンスをものにできた。これからも貪欲な走りで表彰台を目指したい」と前を向いた。
そのほか今開催では、初出場の引地正人(秋田)が2日目の順位戦Aで初勝利。「昨日は見せ場がなかったので少しでも目立てばという気持ちで走った。これがきっかけとなり勝利を積み重ねたい」と話した。同じく初出場の前反祐一郎(広島)も順位決定戦Eで勝利。また順位決定戦Aの松本一成(新潟)、順位決定戦Dの藤井將(広島)もそれぞれPIST6での1勝目を手にした。
次回開催は8月20日(土)と21日(日)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「セカンドクォーター」ファイナルラウンドが行われる。
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