「セカンドクォーター」PIST6カップ2プレビュー
2022.08.12
PIST6 Championship 2022-23は8月15日(月)と16日(火)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「セカンドクォーター」PIST6カップ2が行われる。既存競輪でのA級選手を集めたラウンドとなり、今回は特に若手選手の活躍に期待したい。
力上位の中島、タイトル獲得でさらなる自信を
これまで決勝進出経験2度の中島詩音(山梨)が約4カ月ぶりに登場する。プロ2年目に突入し、既存競輪でもコンスタントに決勝進出を果たすなど近況は充実。同格の選手同士ならば力上位の存在で初優勝も視界に入ってくる。前回出場時には「自分がS級の選手と戦えるのはここだけ。他の選手の走りを見てより高めていきたい」とコメントを残し、自身のレベルアップにも余念がない様子。タイトルを獲得し、さらに自信を深めることができるか。
デビュー4年目の宇佐見優介(福島)は、PIST6カップ1(7月30-31日)に続いて連続の出場となる。前回は初の決勝進出を果たしたが6位に終わった。それでも機材をエスワンネオからアルゴン18に変えた結果、決勝までの3レースを2着以内にまとめて勝ち上がった。「柔らかくて扱いやすい。(漕いだときの)進み具合も良くて自分に合っている」と機材について太鼓判を押す。そんな宇佐見は高校時代、福島県の野球の名門校である聖光学院で白球を追い、2011年夏の大会では甲子園の土を踏んだ。球児たちの熱き戦いに負けない走りで雪辱を果たす。
過去6回の出場経験がある小池千啓(栃木)は、鬼門となっている準決勝での戦いがカギ。持ち前の先行力を生かして、悲願の決勝の舞台へと駆け上がることができるか。先に挙げた中島や小池の同期(119期)である谷口力也(熊本)も力を付けている選手の1人。ダッシュ力を秘めた伸びしろ十分な存在で、予選から迫力ある走りを見せたい。
15日に1次、2次予選があり、ポイント上位18人が翌日の準決勝へと進む。 16日は準決勝、決勝に加えて順位戦などが実施され、2日間全24レースで白熱の戦いが繰り広げられる。
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