「セカンドクォーター」PIST6カップ1プレビュー
2022.07.28
PIST6 Championship 2022-23は7月30日(土)と7月31日(日)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「セカンドクォーター」PIST6カップ1が行われる。今回の開催は通常と異なり、既存競輪でA級に所属する選手を集めたラウンド。出場選手全体の実力は拮抗しているだけに、予選から面白いレースが期待される。
V争いは優勝経験者の曽我、9度目出場の小佐野ら中心
前期S級に所属していた曽我圭佑(熊本)は、今期からA級所属となった。PIST6では2月19日、20日「ZERO」ラウンド8で優勝した実績が示す通り、実力は1枚上の存在。前回出場は6月25日、26日の「セカンドクォーター」ラウンド3で、その際は5度目のPIST6にして初の予選落ちを喫した。開催後には、「2カ月ぶりのカーボンフレームでギアを踏めていなかった。次は良かった頃の走りを取り戻したい」と前を向いていただけに、復活の足掛かりとして結果を残す2日間となる。
ベテラン勢では46歳の小佐野文秀(山梨)の走りに注目したい。これまで出場は8回と場数は十分で、最高成績は5月5日、6日の「ファーストクォーター」ラウンド6での決勝2位とトップ争いを演じた。このときの表彰式では「祭」と書かれたタオルを頭に巻いて登場し、会場を盛り上げ。初優勝に向けてこれまでの経験を存分に生かすことができるか。
PIST6でもお馴染みとなった渋谷海(香川)は、タイムトライアルから数字を上げて着実に成長中。これまでの7度の出場ではいずれも決勝進出には届かず、今回は「壁」となっている準決勝を何としても乗り越えたいところ。決勝進出がさらなる自身のレベルアップに繋がるはずだ。
2021年10月9日、10日に行われた「JAPAN HEROES」ラウンド2以来、約9か月ぶりの出場となる上遠野拓馬(宮城)も成長を見せている若手の1人。高校・大学と打ち込んできた自転車競技の経験値は十二分で、先月には既存競輪の結果を受けて特別昇班を果たすなど、好調をキープしている。久々のPIST6の舞台だが、前回以上の走りを見せてくれることだろう。
30日に1次、2次予選があり、ポイント上位18人が翌日の準決勝へと進む。31日は準決勝、決勝に加えて順位戦などが実施され、2日間全24レースで白熱の戦いが繰り広げられる。
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