「セカンドクォーター」ラウンド6プレビュー
2022.07.12
PIST6 Championship 2022-23は7月14日(木)と7月15日(金)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「セカンドクォーター」ラウンド6が行われる。過去の優勝者が不在となる今回、永澤剛(青森)ら11人(7月11日時点)の初出場メンバーが登場する。果たして頂点を懸けた争いはPIST6出場経験者が意地を見せるのか、それともラウンド5に続いて初出場初優勝をさらう選手が現れるのか、今ラウンドも激戦が展開される。
牛田、北野のPIST6経験者 vs 元「公務員レーサー」皿屋ら初出場組
優勝経験者がいない今回、注目の存在の一人として5月のPIST6初参戦でいきなり決勝進出を果たした牛田樹希斗(愛知)を挙げたい。4月30日、5月1日の「ファーストクォーター」ラウンド5では1日目の予選を連勝すると、準決勝2着で決勝進出。大一番は6位に沈んだが、ポテンシャルの高さを感じさせた。「豊橋の暴れ牛」の異名を持ち、今日24歳の誕生日を迎えたばかりの若きレーサーは、今回も質の高いレース運びを見せることができるか。
6月30日、7月1日の「セカンドクォーター」ラウンド4に続いて中2週で登場の北野武史(石川)は前回、自身過去最高成績となる決勝4位で終えた。今月50歳の誕生日を迎えたベテランは、今ラウンドでもさらなる高みを目指す。5度目の出場となる今藤康裕(岐阜)は、直近に出場した2場所ともタイムトライアルのトップタイムを叩き出した。自己ベスト10秒217を持つが、ここまで決勝進出の経験はなく、そろそろトップ6入りを果たしたいところだ。
そのほか、5月の「ファーストクォーター」ファイナルラウンドでは、初の決勝で3位に入った鹿内翔(青森)や、過去5度の出場で3度の決勝進出がある内山雅貴(静岡)も上位を伺う。
また今回は永澤、鈴木庸之(新潟)、椎木尾拓哉(和歌山)、皿屋豊(三重)といったグレードレースでも活躍する面々がPIST6初出場。彼らがどこまで常連組に食らいつけるかも見どころである。中でも皿屋はかつて地元の伊勢市役所に公務員として勤務しつつ、アマチュア選手として競技会に参加し、34歳にして競輪選手デビューを飾った異色の経歴の持ち主。元「公務員レーサー」の初陣にも注目したい。
14日に1次、2次予選があり、ポイント上位18人が翌日の準決勝へと進む。15日は準決勝、決勝に加えて順位戦などが実施され、2日間全24レースで白熱の戦いが繰り広げられる。
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