「セカンドクォーター」ラウンド5プレビュー
2022.07.07
PIST6 Championship 2022-23は7月9日(土)と7月10日(日)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「セカンドクォーター」ラウンド5が行われる。過去7度の出場全てで決勝進出中の「ミスター大ギア」こと山田義彦(埼玉)や、前回PIST6初勝利から決勝まで一気に階段を駆け上がった守谷陽介(岡山)をはじめ、初出場組では成長著しい若手の一人である眞杉匠(栃木)が登場。今ラウンドもタイムトライアルから、熱きスピードバトルに目が離せない。
山田や守谷らに対し、スター候補・眞杉が挑む
これまでの実績通り、山田が優勝争いの中心となるだろう。過去7度の出場のうち、全てのラウンドで表彰台に上がり、2度の優勝を誇る。大ギアを踏んでトップ争いを繰り広げる様はファンにとっておなじみだが、5月に既存競輪で落車負傷して6月末に復帰したばかり。どこまで状態を戻せているか、前日のタイムトライアルのタイムから追っていきたい。
6月18日、19日に行われた「セカンドクォーター」ラウンド2の2次予選Fで、出場7度目にしてPIST6初勝利を飾り、勢いそのままに決勝進出を果たした守谷も出場。「流れがきている」と本人が語っていた通り、2日間にわたって勢いを手放さずに結果に結びつけた。今ラウンドでも「流れ」をつかんだレース展開に期待となる。
初出場選手で注目されるのが眞杉である。新進気鋭の23歳で、今やビッグレースの決勝常連にまで成長した関東地区期待のスター候補であり、自転車部の名門・作新学院高校を経てプロデビューした経歴を持つ。本質は持久力タイプだが、プロになってスピードも強化し、総合力の高いレーサーとして評価は上昇中。既存競輪では7月3日、徳島県の小松島競輪場で行われた記念競輪で優勝と好調な気配だけに、初出場初優勝があっても驚きはない。また髭が特徴的な中西大(和歌山)も先行力は十分で初回から楽しみな選手だ。
地元千葉からは根田空史、鈴木浩太ら3選手が出場する。特に鈴木は「セカンドクォーター」ラウンド1(6月13日、14日)で予選連勝も、準決勝6着に終わりトップ6入りならず。前回出場後には「順位決定戦も含め3勝できたので、次はしっかり決勝に乗りたい」とリベンジを誓っていた。
9日に1次、2次予選があり、ポイント上位18人が翌日の準決勝へと進む。10日は準決勝、決勝に加えて順位戦などが実施され、2日間全24レースで白熱の戦いが繰り広げられる。
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