「セカンドクォーター」ラウンド4プレビュー
2022.06.29
PIST6 Championship 2022-23は6月30日(木)と7月1日(金)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「セカンドクォーター」ラウンド4が行われる。今ラウンドには5月12日、13日の「ファーストクォーター」ラウンド7で、PIST6史上初の出場3場所連続優勝を果たした伊藤信(大阪)が登場。250走路を熟知する「マスター・オブ・PIST6」は、さらに自身の記録を塗り替えることができるか、注目が集まる。
伊藤がV4達成で「絶対王者」確立へ
伊藤は今回が7度目のPIST6出場で、不動のラウンドリーダーの呼び声が高い。競技経験も豊富で250m走路の走りは心得ている。前回出場時の決勝では最終周回を迎えるとともに踏み込み、先行していた同期のライバル・山田義彦(埼玉)を4コーナー付近で冷静にとらえて新記録を打ち立てた。ここからの記録更新は自分自身との闘いとなる。本人も「V4の権利はあるので、そこに向けて頑張りたい」と前を向くだけに、今ラウンドで4連続優勝を達成し、『絶対王者』の座を確立させることができるか。
また伊藤といえば、現在PIST6のタイムトライアル最速タイムである10秒013の保持者。常に「世界と肩を並べるには、9秒台を出さないと話にならない」と強い思いを口にしている。今回こそ世界基準のタイムに突入となるか、前検日の29日(水)に行われるタイムトライアルの結果も気になるところだ。
そんな伊藤の対抗馬一番手となりそうなのが、地元千葉支部所属で2回目の出場となる和田健太郎。前回の4月9日、10日に行われた「ファーストクォーター」ラウンド2では、初出場ながら決勝に進出して3位に入った。慣れない短走路でのレースでも早々に順応してくるあたりは、自身の能力の高さそのもの。今回は地元勢3人目となるチャンピオンの座をつかみにいく。
さらに大石剣士(静岡)、中本匠栄(熊本)らの機動力タイプは予選からレースの中心となる予感。しっかりと勝ち上がってくれば面白い決勝が見られそうだ。また地元・千葉支部からは自力ある染谷幸喜、成清貴之らをはじめ、先に挙げた和田も含めて5名が参戦予定。ホームバンクでの活躍、上位進出を期待したい。
30日に1次、2次予選があり、ポイント上位18人が翌日の準決勝へと進む。1日は準決勝、決勝に加えて順位戦などが実施され、2日間全24レースで白熱の戦いが繰り広げられる。
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