「セカンドクォーター」ラウンド3プレビュー
2022.06.23
PIST6 Championship 2022-23は6月25日(土)と26日(日)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「セカンドクォーター」ラウンド3が行われる。元ナショナルチームメンバーとして、世界と戦ってきた河端朋之(岡山)がPIST6に初出場。瓜生崇智(熊本)や神山拓弥(栃木)といった優勝経験者をはじめ、実力者がそろった今ラウンドは、いつも以上に頂点を懸けて激しい戦いが繰り広げられそうだ。
「世界を知る」河端朋之が初出場
ラウンド3において最大のトピックは、元ナショナルチーム所属で競技経験十分の河端の初出場だろう。2018年には世界選手権のケイリンで銀メダルを獲得した経歴を持つなど、世界レベルを肌で感じてきた実績を持つ。昨年後半は腰の状態が思わしくなく低迷した時期もあったが、今年5月には既存競輪のGⅢで優勝するなど完全に復調ムード。前検日のタイムトライアルではどんなタイムを叩き出すのか、また「初陣」ではどんな走りを見せるのか注目される。
過去の優勝経験者も多数出場する。瓜生は、先月の既存競輪でS級S班の選手らを相手にうれしいGⅢ初優勝を飾り勢いに乗る。好調な流れを生かすことができれば、昨年11月以来2度目の頂点に向けて、得意のパフォーマンスとともに開催を盛り上げる存在となりそうだ。また神山は前回出場した「ファーストクォーター」ラウンド2で、自身の連勝を「10」まで伸ばすも準決勝3着となり、惜しくも決勝進出ならず。PIST6で2度の優勝を誇る実力者にとって、悔しさを晴らす舞台となるか。
そのほかにも今月13日、14日に行われた「セカンドクォーター」ラウンド1のチャンピオン、木村皆斗(茨城)が中10日の間隔で出場。PIST6最年少優勝を果たした20歳が、再び歓喜の「雄叫び」をあげるか。さらに2月の「ZERO」ラウンド8以来の頂点を狙う曽我圭佑(熊本)や、3連続で決勝進出中と「いぶし銀」の走りが光る50歳の市本隆司(広島)ら過去好成績を収めているメンバーが集まった。
セカンドクォーターはここまでラウンド1の木村、ラウンド2の伊藤旭(熊本)と初優勝者が生まれた。今ラウンドもその流れが続くのか、それとも過去の優勝者が意地を見せるのか、目が離せない開催となりそうだ。
25日に1次、2次予選があり、ポイント上位18人が翌日の準決勝へと進む。26日は準決勝、決勝に加えて順位戦などが実施され、2日間全24レースで白熱の戦いが繰り広げられる。
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