「セカンドクォーター」ラウンド2レビュー
2022.06.20
PIST6 Championship 2022-23は6月18日(土)と19日(日)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「セカンドクォーター」ラウンド2が行われ、伊藤旭(熊本)が初優勝。2位は堀江省吾(長野)、3位には青野将大(神奈川)が入った。
伊藤が堀江の猛追かわして初V
優勝の伊藤は2021年12月4日、5日の「JAPAN HEROES」ラウンド5以来、約7カ月ぶりのPIST6出場。初出場だった前回は3連勝後、決勝2位に入り今ラウンドでも上位進出が期待されていた。タイムトライアルを10秒678の14位で終えると、1日目は1次予選3着、2次予選2着で準決勝へと進んだ。
準決勝は同じ117期の青野と同走。2場所連続優勝を目指した同期に対し、最終周回のバックストレートで逆転を許し2着となったが、決勝行きの切符を手にした。決勝では1コーススタートだったものの、残り3周以降上位をキープし、最終周回突入と同時に飛び出すと、猛追してきた堀江らをかわして初の栄冠を手にした。PIST6における熊本支部からの優勝者はこれで4人目。
レース後、伊藤は「素直に1位が取れてうれしい」と笑顔。勝因については「相手の動きをつくり、自分のタイミングで仕掛けた結果が優勝につながったと思う」と話し、「前回が2位で今回が優勝。次も頂点に立てるよう頑張る」と力を込めた。
2位の堀江は「最後の決勝は伊藤選手に競り負けてしまったが、そこまでの3走は出し切っての力強い走りができたので今後につなげていきたい」。3位の青野は「しっかり前々を意識した自分の走りができた」とそれぞれ戦いを振り返った。
そのほか今開催では、出場7度目の守谷陽介(岡山)が1日目の2次予選FでPIST6初勝利。最後の直線タイムトライアル1位の遠藤勝弥(静岡)を差し切っての価値ある1勝に、「やっとの初勝利。強い選手をしっかり追走できた」と笑みがこぼれた。2日目も準決勝Cで2着に入り初の決勝進出。決勝は4位に終わったが、流れをものにしたラウンドとなった。
次回開催は6月25日(土)と26日(日)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「セカンドクォーター」ラウンド3が行われる。
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