「セカンドクォーター」ラウンド2プレビュー
2022.06.16
PIST6 Championship 2022-23は6月18日(土)と19日(日)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「セカンドクォーター」ラウンド2が行われる。「ファーストクォーター」ファイナルラウンド(5月21日、22日)の王者・藤井昭吾(滋賀)をはじめ、過去のPIST6優勝経験者が多数出場。頂点を懸けた争いは群雄割拠の混戦が予想される。
実力者そろい、V争いは群雄割拠の混戦
ラウンド2は実力者ぞろい開催となった。藤井を筆頭に、青野将大(神奈川)、堀江省吾(長野)、晝田宗一郎(岡山)といった優勝の味を知るメンバーが多く出場することから、ハイレベルなレースが展開されそうだ。
優勝争いにおいて、全体的なスピードに加えて立ち回りの上手さ、機動力という点では藤井に分があるか。優勝を飾った前回出場時の決勝でも、ペーサーが外れた直後からの3周を駆け抜けた豪快な「大逃げ」は大きな武器。冒頭の有力候補全員が決勝に進出したとしても、戦況をきっちり見極めて勝負圏は逃さないだろう。2場所連続優勝、そして3度目の栄冠となるか注目される。
青野は4月23日、24日の「ファーストクォーター」ラウンド4、堀江は4月30日、5月1日に行われた同ラウンド5の優勝者で、互いに2場所連続優勝を懸けての一戦となる。特に堀江は現在、出場3場所連続で決勝に進出中。前回出場時はタイムトライアルで10秒191の全体トップタイムを出すと、勢いそのままに完全優勝を果たした。直近の既存競輪でも優勝を争っているだけに、今回も流れに乗れば上位進出は確実な存在である。また晝田は4度目の出場だった前回4月9日、10日の「ファーストクォーター」ラウンド2で初めて決勝進出を逃した。再びトップ6に躍り出ることで存在感を示せるか。
優勝経験者以外では、初参戦だった2021年12月4日、5日の「JAPAN HEROES」ラウンド5でいきなり決勝2位となった伊藤旭(熊本)を気になる存在として挙げたい。前回出場からこの半年間、既存競輪ではグレードレースで決勝進出を果たすレベルまで成長。久しぶりのPIST6出場となるが、どんなレースをするのか期待が膨らむ。また伊藤は青野と同期であることから、2人の対決が実現するかどうかも見どころとなる。また、直近2場所連続で決勝進出を果たしている後藤悠(岩手)も伸び盛りの1人で、どこまで上位に食い込めるか要チェックだ。
18日に1次、2次予選があり、ポイント上位18人が翌日の準決勝へと進む。19日は準決勝、決勝に加えて順位戦などが実施され、2日間全24レースで白熱の戦いが繰り広げられる。
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