「ファーストクォーター」ラウンド4プレビュー

2022.04.21

レース,選手

PIST6 Championship 2022-23は4月23日(土)と24日(日)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAを舞台に「ファーストクォーター」ラウンド4が行われる。地元千葉支部所属の根田空史、3場所連続完全優勝が懸かる志田龍星(岐阜)らを中心に、熱いバトルが期待される。

地元の根田、3連続完全V目指す志田中心に熱戦



千葉きっての看板選手である根田が、1月1日と2日に開催された「ZERO」ラウンド1以来となるPIST6出場。前回参戦時には地元勢初となる優勝を飾り、ドームに駆け付けたファンを大いに盛り上げた。「千葉の先輩方から『優勝できるのはお前しかいない』とハッパをかけられていた」と、プレッシャーをパワーに変えて挑んだ結果、オール1着での完全優勝。今開催後には既存競輪でのGⅠ日本選手権競輪の出走を控えており、持ち前の自らレースを動かす走りで連続優勝を飾って勢いをつけたい。

若手メンバーで楽しみな存在なのが、119期の志田龍星(岐阜)だ。PIST6前回参戦は昨年12月11日、12日の「JAPAN HEROES」ラウンド6と5カ月ぶりだが、過去2度の出場ではオール1着の2場所連続優勝中と実績は十分。既存競輪でも3月に3場所連続完全優勝を達成して、S級2班に特別昇班した。PIST6ではこれまで3場所連続完全優勝を達成した選手はいない。志田が第1号になるか、その走りが注目される。

小原太樹(神奈川)は過去3度の出場全てで準決勝進出も、あと一歩のレースが目立つ。ただ、近況は自ら風を切る積極的なレースも増えており、前回以上のパフォーマンスも期待できそうだ。同じ神奈川の青野将大もここまで準決勝が壁となっており、ひと押しが欲しい。しかし、常に積極的なレースは見せているだけにレース展開ひとつ。

PIST6でもお馴染みの顔となった田川翔琉(熊本)も有力選手の1人。決勝ではやや後手に回ることが多い印象だが、今月A級2班に特別昇班した勢いに乗って上位を狙いたい。ちなみにPIST6出場選手きっての甘党で、クリームやいちごたっぷりのパンケーキが大好物という『スイーツ男子』な一面も。スイーツパワーでレースに弾みをつけられるか。

23日に1次、2次予選があり、ポイント上位18人が翌日の準決勝へと進む。24日は準決勝、決勝に加えて順位戦が実施され、2日間全24レースで熱き戦いが繰り広げられる。また今開催は無料開放Dayとして行われる。

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