「ファーストクォーター」ラウンド3レビュー

2022.04.20

レース,選手

PIST6 Championship 2022-23は4月18日(月)と19日(火)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「ファーストクォーター」ラウンド3が行われ、伊藤信(大阪)が2場所連続となる2度目の優勝を果たした。決勝2着は徳田匠(京都)、同3着には岡村潤(静岡)が入った。

伊藤が2場所連続V「最高ですね」



優勝の伊藤は、初優勝を飾った2月26日、27日のZEROラウンド9以来、約2カ月ぶりの参戦。前検日のタイムトライアルは10秒150で、ここまで3度の優勝を誇る雨谷一樹(栃木)を抑えて1位だった。予選の2レースはいずれも連勝だったが、実力派の佐藤友和(岩手)と同走した2次予選は、最終周回の直線でトップに立ち、辛うじて勝ち切る展開だった。

準決勝は4周回目以降、高橋昇平(埼玉)や渡辺正光(福島)が先行する展開の中、残り1周のバックストレートで首位に立って一着。2場所連続優勝の権利を手にした。決勝は2枠からのスタートとなったが、最終周回で優勝経験のある徳田らを追い抜き首位に躍り出ると、最後は2車身差をつけて頂点に立った。

レース後、伊藤は「2場所連続優勝は最高ですね」と笑顔。勝因については「PIST6がスタートすると聞いてから、ずっとここに向けてしっかり準備を積んできた」と話し、「今後参戦してくるであろう、ナショナルメンバーや海外勢ともぜひ勝負したい」と力を込めた。

決勝でトップ3に名を連ねた岡村は、初参戦ながら結果を残した。また4着の藤原憲征(新潟)、5着の大塚英伸(静岡)もそれぞれ初めての決勝を戦った。

そのほか今開催では、若手119期の平山優太(福島)が2次予選で初勝利を挙げ、予選1着4着で初の準決勝進出。ベテラン勢では50歳代の選手の健闘が目立ち、52歳の河合康晴(静岡)、50歳の飯田威文(埼玉)がそれぞれ1勝目を手にした。優勝候補最有力だった雨谷は初日を連勝発進したが、準決勝Bで3着となり、その後途中欠場で帰郷した。

次回開催は4月23日(土)、24日(日)の2日間、千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで「ファーストクォーター」ラウンド4が行われる。


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