PIST6とは

サイクルアスリートたちによる
「高速バトル」 それがPIST6

2021年10月に産声を上げた「PIST6 Championship」は、6人の選手たちが1周250mのバンクを6周し、最も早くゴールした者を競う日本初の自転車トラックトーナメント。最高時速70kmの世界で、頂点を懸けて選手たちが疾走するさまは圧巻です。
競輪選手たちによる、自らの限界に挑む「高速バトル」を目撃してください。

※PIST6は自転車競技法における250競走という種目で、千葉市が行う250競走の呼称です。

  • ハイスピードの中で展開される駆け引き

    「keirin」と「競輪」。同じ読みだがルールやバンク、使用する機材などに違いがあります。PIST6 Championshipは世界大会などと同じく、「keirin」の国際ルールに基づいて行われるため、既存競輪ではおなじみのライン(選手同士が協力しあうこと)が存在せず、選手個々による真っ向勝負を展開します。また「TIPSTAR DOME CHIBA」における、コーナーの最大傾斜は42.6度で、概ね30度程度の既存競輪のバンクよりもかなりきつく、直線も短い。そのため、走路への慣れやどこで仕掛けるかが勝利へのカギとなり、特にペーサーが離れたあとの残り3周の駆け引きは、見る者にとって手に汗握る争いとなっています。

  • 自らの手で組み立てる、
    自由度の高い機材

    PIST6で使用されるカーボンフレームの自転車は、既存競輪で使用されるクロモリに比べて圧倒的に軽いのが特徴。またエアロ形状となっていることから空力抵抗も軽減されており、よりスピードの出るものとなっています。そんな自転車の組み立ては選手自らの手で行い、ハンドルやサドルのポジション、ギア倍数の調整することで、より勝利に近づくものに仕上げます。このセッティングに加えて、いかに自分にあった自転車を用意できるかも勝敗を分ける要素。メーカーは選手それぞれが選ぶことができ、愛好家にとって「喉から手が出るほど欲しくなる」ような高級モデルを使う選手もいます。

  • 勝利に向けて疾走、
    選手たちの人間ドラマ

    通常のラウンドではS・A級混合でレースが行われます。既存競輪ではS級のみ、A級のみでレースが行われる中で、PIST6では実績関係なく白熱のバトルを展開。50歳代のベテランが20歳代の若手を打ち負かすことや、実績十分のS級選手にA級の選手が勝つこともあり、サプライズな結果が出ることもあります。バンク入場時のパフォーマンスなど素顔をのぞかせる場面も多々あり、選手の人間模様も垣間見ることも。選手により親近感を抱かせるのも、PIST6の魅力の一つでしょう。

  • 熱戦の興奮をより高める
    「ベッティング」

    レース内容にそれぞれの機材、さらには選手の思いと見どころは満載ですが、その興奮をより高めるのが「ベッティング」です。PIST6の車券は、「PIST6公式投票サービス」で購入可能。これまでの競輪とは異なり、1着になる選手を当てる単勝も登場し、「推し」選手のみを選んで投票もできます。「ベッティング」でより一層PIST6を楽しみましょう。